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オブジェ製作・撮影 長田恭子
カバーデザイン 坂川栄治+田中久子


笑止(しょうし)

〜SFバカ本シュール集〜

a77

《収録作品》

『薄皮一枚』岬兄悟
『エステバカ一代』高瀬美恵
『お熱い本はお好き?』館淳一
『かにくい』佐藤哲也
『蛇腹と電気のダンス』北野勇作
『スーパー・リーマン』大原まり子
『ノストラダムス病原体』梶尾真治
『ハッチアウト』斉藤綾子
『片頭痛の恋』矢崎存美
解説 笑い〆 岬兄悟・大原まり子


《読者からの解説と感想》

待受け中

《作者より》

館淳一がSFに挑戦した第二作目です。(さて、第一作目は何でしょう?)
日本SF界の重鎮、岬兄悟・大原まり子夫妻は、かつて「SFバカ本」なるアンソロジーシリーズに血道を上げていました。いや、今もあげているのかも。(^_^;)
要するにSF作家、非SF作家を問わず、正当なSFという枠組みを外れた、トンデモなSF短編を書かせてみよう――という、トンデモなアンソロジー集なわけです。
1996年から12冊が刊行されたのですが、あんまりバカバカしさを追究したせいで、途中で刊行してくれる先がなくなり、ようやくメディアファクトリーで実現したのが、2000年11月に刊行された本書、『SFバカ本〜宇宙チャーハン編』でした。
本短編の詳細はそちらで参照していただくとして、7年の年月を経て、100余を数えたこのSFバカ本短編の中から傑作(というかバカ度の大な作品)を選んだアンソロジーシリーズが小学館から刊行されることになり、どういうわけか、ぼくの『お熱い本はお好き?』も二度目の陽の目を浴びることになりました。
末尾に岬・大原夫妻の手による解説がありますが、本書についての部分を抜粋させていただきましょう。

《本書は、なんと本格SF。
二十六世紀、大鎖国によって孤立した地球に連続核爆発が起こります。惑星衛星連合は地球に調査隊を送りますが、彼らが知ることになる、地球滅亡の理由とは――?
焚書テーマの古典に『華氏451度』(レイ・ブラッドベリ)がありますが、本がタブーとなることで、本という物体そのものが輝き始めるようでした。今はない書店や図書館に並んでいた愛しい本たちの背表紙、魅惑的なタイトルの活字、香しい紙やインクの匂い……。本作では、紙ならぬ肉体というメディアを得た文字たちが、究極のエロティシズムを醸し出すのです。》

メディアファクトリー版を見逃したかたは、ぜひこちらでお読みください。
間違いなくアッという間に消えてしまいますので。(笑)

《初出情報》

この作品は2000年11月に刊行された『SFバカ本〜宇宙チャーハン編』(アンソロジーリストNo.16)に収録された、書き下ろし中編(80枚)です。

《書誌情報》

本書は小学館より小学館文庫の一冊(み-4-3)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN978-4-09-408178-7
2007年6月11日=第一刷発行
発行=小学館
定価=590円+税

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