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カバーデザイン 長谷川正治
カバーイラスト 佐藤 功


古都の夢

〜書下ろし官能アンソロジー〜

a71

《収録作品》

藍川京『虹の窓』
安達瑤『ヴェネツィアの愛』
北山悦史『法悦の時空』
館淳一『鹿が啼く夜に』
聖龍人『魔房の妓女』
牧村僚『宵々山恋歌』
睦月影郎『鎌倉の聖女』


《読者からの解説と感想》

待受け中

《作者より》

統一テーマを与えられて手練の作家が腕を競う――というのが廣済堂文庫の書下ろしアンソロジーシリーズです。
ぼくの場合、これまで『聖バルテルミー女学院』、『スイートルーム』、『同窓会』、『制服』、『悪女』、『柔肌』(年上の女)と七冊に参加してきたわけですが、「今度は古都を舞台に」という依頼を受けて、少し悩みました。というのも、京都を舞台にした官能ポルノでは藍川京さんが断然、強いからですね。
「京都じゃあ藍川さんにかなわない」と思って、鎌倉を舞台にしようとしたら、それは睦月さんが得意のタイムスリップもので舞台にしている――。
「じゃあどこにしようか」と、舞台を決めるまでにずいぶん時間がかかりました。
内容のほうは早くいえばスワッピングです。
ある場所で二組の夫婦が出会い、「共通の趣味」の持主だと互いを認識します。
すっかり意気投合した彼らは本格的なスワッピングのために奈良の風雅な旅荘にやってきます。
到着した一組の夫婦が、もう一組を待つ間の、ほんの数時間の物語です。
舞台に奈良の旅荘を選んだのは、かつてそこで鹿に驚かされた記憶があるからです。(^_^;)
(もちろんその旅荘の名前は変えてありますが)
ごく当たり前の夫婦がごく当たり前にセックスするだけでポルノになるだろうか、といつも思っていました。
これは、その疑問を前提に書き上げた一種の実験作です。
さて、その試みは成功したでしょうか。判定するのはあなたです。(笑)

《初出情報》

この作品は未発表・書き下ろし作品です。

《書誌情報》

本書は廣済堂より廣済堂文庫の一冊(1232 あ-10-13)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN4-331-61235-X
2006年7月1日=第一刷発行
発行=廣済堂出版
定価=600円+税

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