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カバーデザイン 桜井勝志


人妻娼婦

a62

収録作品

館 淳一『人妻売春課』
鳳 春紀『風俗妻の秘芯』
みなみまき『本気の人妻』
末廣圭『若妻指導員』
ほか全10編

《読者からの解説と感想》

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《作者より》

一応「書き下ろし官能傑作選」と銘打たれているんですが、収録された『人妻売春課』は、かつて「特選小説」誌に掲載された短篇『人事部売春課の女』です。

主人公は某商社人事部に勤務する中年サラリーマン。派遣社員を減らすという社の方針に沿って、職場結婚して退社した人妻のうち希望者を選んでパート社員として採用する責任者に任命されます。
この設定でもう分かりますね。(笑)
対象となるのは「子育てや家事に余裕があり、副収入が欲しい」という熟れた人妻ばかり。
人事部次長の主人公はそのうちの一人、絵に描いたような欲求不満熟女人妻とデキてしまうのですが、彼女を抱いたことで、彼の頭にとんでもないアイデアが閃きます。
大きな企業ですから、職場はあちこちに分散して社員同士でも顔や名前はほとんど知りません。ましてやその妻など、どこで会ったとしても分かるものではありません。
一方、主人公は人事部ですから各社員のデータはすべて知ることができる立場にあります。
社員のなかから適当な「客」をピックアップしてこの人妻に抱かせることができないか……。
そうです。主人公は元OLだった人妻たちに客をとる「社内ポンビキ」になるんです。(笑)
しかし、彼が表だって男性社員とパート人妻を結び合わせるわけにはゆきません。そこでもうひと工夫して、絶対に秘密がバレないようにして仲介し、手数料を得ることができる。そういうシステムを作ろうと画策します。館淳一得意の「理想の風俗」モノです。
「こんなシステムが可能だろうか?」と疑いながらお読みください。(笑)

《初出情報》

『人事部売春課の女』……『特選小説』(2004年1月号)(加筆修正あり)

《書誌情報》

本書はミリオン出版より大洋文庫の一冊(ア2-7)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN4-8130-7041-8
2005年10月17日=第一刷発行
発行=ミリオン出版
発売=大洋図書
定価=629円+税

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