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カバーイラスト 佐藤功
カバーデザイン 長谷川正治


書き下ろし官能アンソロジー

柔肌

a54

《収録作品》

藍川京『虜』
安達瑤『この恋を語るすべもなく』
神子清光『彼女のママ』
北山悦史『妖義母の蜜獄』
鷹澤フブキ『運命の女・ファム・ファタル』
館 淳一『黒い下着のエレクトラ』
睦月影郎『調教フェロモン』
全7編


《読者からの解説と感想》

待受け中

《作者より》

ここだけの話(笑)、白状しますと、この長めの短編(80枚)の核は、『特選小説』04年/10月号に掲載された40枚の短編『見てはいけない』がもとになっています。
大きなテーマはそのままですが、細かい部分はガラリと設定を変えて、一種の「近親愛」になっています。
読者に提出される「謎」は、老いて身体が不自由になった老人に、娘のような年齢の女性(熟女世代になりますが)が接近、突然、入籍したことです。ボケ老人ならいざ知らず、理性や判断力がいまだ衰えていない老人が、なぜ、そういうことをしたか。「遺産は要らない」と言明した後妻の思惑はどこにあるのか?
その謎を知るのは、老人の孫である主人公の大学生。彼は『見てはいけない』ものを見てしまった結果、甘美な誘惑に晒されることになります。

――実は、ぼくの身辺で、これと同じ事件が発生し、現在もいまだ進行中。一族は大騒ぎになっているのですが、当事者以外、どうしてそういうことになったのか分からないのです。
その事件を考えるうちに、この短編が編みあがりました。
高齢化社会に館淳一が投じて波紋を広げる、老人と性とスキャンダルと熟女と少年とが織りなす妖美でミステリアスな官能ドラマをお楽しみください。(笑) む、笑ってはいかんな。(笑)

《初出情報》

『黒い下着のエレクトラ』は書き下ろし短編である。

《書誌情報》

本書は廣済堂出版より廣済堂文庫の一冊(あ-10-8 1132)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN4-331-61135-3
2004年11月1日=第一刷発行
発行=廣済堂出版
定価=600円+税

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