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カバーイラスト 吉田昭夫


背徳

特選官能ラブロマン〜人妻・熟女特集号

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《収録作品》

北沢拓也『隠花密漁す』
南里征典『隣家の律義人』
由紀かほる『わななき牝奴隷』
館淳一『お仕置きは手錠で』
ほか全10編。

《読者からの解説と感想》

〃電脳ナンパ師〃を名乗る風俗ライター真木比紗夫は、ネットの出会い系サイトでナンパした美香という人妻の夫からの突然の電話に青ざめた。
 男にとって最悪の瞬間が訪れたのだ。
 腹をくくって、その男・柳田に会いに行く比紗夫。
 だが、柳田は意外なことを口にした。
「女と寝る専門家だったら、訊かせてほしい。女房はどうやってイカせたのかね?」
「え? ど、どういうことですか?」

 ナンパ師が寝とられた夫にセックス指南をするという、まるで落語のようにユーモラスな味わいの一篇。
 倦怠期の夫婦に贈るSMセラピーといった風情もある。
 風俗ライター真木比紗夫は、雑誌掲載の短篇連作シリーズの主人公として現在も活躍中!
 これが不思議なところなのだが、特に子供っぽい顔をしていなくても、髪型や化粧が少し女らしくなくても、女が一度セーラー服を身に着けてしまうと、内側から隠されていた少女性が浮かび上がってくるものだ。
 少女に化けた自分ではなく、少女に戻った自分がフェラチオのようなイヤらしいことをしている気になる。性的体験を重ねた熟女であればあるほど、セーラー服は興奮させる要素だ。
 どうも言葉で説明すると難しいのだが、女がセーラー服を着ると周囲を非日常的な、劇場のような空間に変化させてしまう。ほかの制服でもいいのだが、セーラー服が一番、強烈な効果を発揮する。
 そっかー、じゃあ、あたしもセーラー服を着てみようかな?
 なんて……、ね。
                          詩織

《書誌情報》

当作品は書き下ろし短編である。
本書は竹書房より竹書房文庫の一冊(HT-1)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN4-8124-0865-2
2002年3月6日=第一刷発行
発行=竹書房
定価=648円(税込)+税

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