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カバーデザイン 若林繁裕


美味背徳

書き下ろし官能アンソロジー

a113

《収録作品》

『肉食ガール〜カツ丼』睦月影郎
『日蔭のふたり〜ホワイトアスパラ』葉月奏太
『マルガリータの女』館 淳一
『おこめの秘密』橘真児
『鮟鱇の季節』霧原一輝
『泣かないで〜誕生日ケーキ』川奈まり子
『蕎麦屋の思い出』草凪優


《読者からの解説と感想》

待受け中

《作者より》

『マルガリータの女』

珍しく、食べ物を統一テーマにしたアンソロジーです。
皆さん、料理メニューを選んだので、私はドリンクメニューを選びました。
夏、夕食前にはマルガリータを作って呑むのが日課です。
主人公はある会員制SNSのコミュニティメンバー。その名は『DIDプレイヤーズ』
DIDとは、言わずと知れた「囚われた淑女」ですね。女を捕えて監禁し、嬲り責める嗜癖の男たちが、それぞれの女を提供するという背徳の集団。
主人公の会計士は、そのコミュニティのボス的存在、「グレ」という人物に目をかけられ、多大な悦楽をともに味わってきた。
そのグレがターミナルケア施設にいて、余命間もないという。どうやら主人公に会いたがっているようだ。
主人公は海岸沿いにある施設に、病床のグレを訪ねます。とくにどうということのない話しかしないグレ。ただ自分たちの背徳の快楽に奉仕した女たちを懐かしむ会話しかしない。ただ返りぎわ、グレは恃むです。「死ぬ前にマルガリータが呑みたい」と。
彼がつぶやいたマルガリータには、どんな意味があったのだろうか……?
主人公はいろいろ考えながら、後日、マルガリータを用意して施設を訪ねたのだが……。

《初出情報》

これは書き下ろし短編です。

《書誌情報》

本書は双葉社より発行されている双葉文庫の一冊(か37-07)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN978-4-575-51590-9
2013年6月16日=第一刷発行
発行=双葉社
定価=629円+税

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