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カバーデザイン 田中千寿子


禁色【蜜】

書き下ろし官能アンソロジー

a112

《収録作品》

『隠れ家』藍川京
『ハニートラップ』霧原一輝
『ハチミツ舐めたい』橘真児
『霧のなかの愛欲』館 淳一
『女上司、滴る……』牧村僚
『禁断の蜜室』睦月影郎


《読者からの解説と感想》

待受け中

《作者より》

『霧のなかの愛欲』

ミスティバレーを舞台にした短編です。
ミスティバレーというのは別荘地の名前で、正しくは「みすず高原ミスティバレー』といいます。
中央アルプス山麓にある(はず)のですが、どういうものか霧が立ちこめることで有名。さわやかな高原というイメージが薄い。
本来なら別荘地には向いてないんですがバブル期の狂乱地価に惑わされて開発が進められてしまった。
バブルが弾けたあと、久しく見捨てられたような荒廃したムードを漂わせていたのですが、(その頃のことは『若妻と妹と少年』(マドンナメイト文庫)で書きましたね)、どうやらその後、ボチボチと別荘が建ちはじめ、今では夏場はかなり賑わうようになってきたようです。
その別荘地のなかにある貸別荘の一つを借りたのが、売れっ子の女性ミステリー作家。バツイチ独身。39歳の女盛り。本人は男性との交歓でオルガスムスを得たことがないのに、濃厚な官能描写で人気を得ている。それを自嘲しながら、せっせと濡れ場を書く毎日。
その彼女が東京の猛暑を避けたいというので、担当のイケメン編集者が、このミスティバレーの貸別荘を探してくれたのです。
ここまできて、「これは……館淳一作品としては異色だ」と思われた人は……まあいないでしょうね。(^_^;)
作者は、これまで同業の世界を描くことはなかったのですよ。(^_^;
美人の熟女官能作家とイケメン男性編集者。ホントは書いてはいけない世界。
書いてしまったんですねえ。
しかも、イケメン男性編集者はゲイで、しかも女装すると超美人。!
もう言うことはありません。(笑)

《初出情報》

本作品はこのアンソロジーのために書き下ろされたものです。

《書誌情報》

本書はコスミック出版より発行されているコスミック文庫の一冊(1449あ2−3)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN978-4-7747-2626-7
2013年6月1日=第一刷発行
発行=コスミック出版
定価=629円+税

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