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カバーデザイン C.O.2デザイン
カバーフォト  アフロ


隣の熟女妻

官能アンソロジー

a107

《収録作品》

『奥様は名子役』渡辺やよい
『情欲の美容室』真島雄二
『あなたと、揺れている』うかみ綾乃
『教授夫人・秘密の部屋』館 淳一
『恥辱の身体検査』鷹澤フブキ


《読者からの解説と感想》

待受け中

《作者より》

『教授夫人・秘密の部屋』
急逝した教授が残した膨大な蔵書の始末を頼まれた教え子の大学院生が、未亡人が一人住む邸宅を訪ね、書庫を整理するお話です。(笑)
そもそものきっかけは「最近は有名な学者の蔵書でも引き取る図書館はない」という話を聞いたからです。
ノーベル賞クラスの学者であっても、その蔵書がすべて価値があるとは限りません。かつては大学や公立の図書館が引き取り「●●記念文庫」みたいな形で保管していたものですが、これほど本が溢れてくると、死後、ひきとってくれるところはどこもなくなりました。売っても二束三文。遺族は残された膨大な書物の山を前に途方にくれるのがふつうです。
困った恩師の未亡人、宇田川花恵に頼まれて、院生の平尾晃樹は何週間も青山の豪邸の一画に建てられた書庫に通い、蔵書の始末にあたります。
さしもの蔵書の山もどんどん消えてゆき、これで最後の一冊まで消えてしまうという日から、物語は始まります。この書庫にはなんと、誰も知らない秘密の部屋が隠されていたのです。
さて、その秘密の部屋は何のために書庫の奥に作られていたのでしょうか。
そんなことは容易に推測がつくでしょう。はい、そのような目的のために作られていて、実は晃樹も、おなじみの空間だったのです。初めて知った部屋なのに、どうしてその部屋は彼の記憶に親しいものだったのでしょうか。はい、それも容易に推測がつきますね。(笑) というわけで、容易に推測がつく物語が淡々と進行してゆきます。もちろん最後はお察しの通りの結末を迎えます。(笑)お愉しみください。

《初出情報》

本作品はこのアンソロジーのために書き下ろされたものです。

《書誌情報》

本書は河出書房より発行されている河出i文庫の一冊(i 12-8)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN978-4-309-48189-0
2012年3月20日=第一刷発行
発行=河出書房
定価=660円+税

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