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カバーイラスト 石井のりえ
カバーデザイン 松田行正BR>


女社長の寝室

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《収録作品》

『美人社長・三十九歳』
『父娘ゲーム』
『ろりこんゲーム』
『姉弟ゲーム』
『相姦の海』

《読者からの解説と感想》

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《作者より》

本書は、1988年に短編集としてフランス書院文庫から『美人社長・二十九歳』として発表されたものを基本としていますので、詳細はこちらを参照してください。
ただ、オリジナル版とはひとつだけ相違している短編があります。
それは巻頭の『美人社長・三十九歳』です。
原タイトルは『美人社長・二十九歳』でしたから、過去の作品を知っている人からは「どうして十歳も年増になったんだ」という驚きの声があがりました。
いえ、復刻までの時間を考えれば、二十三年経ってますので五十二歳になってなきゃいけない。(笑)
そういう問題ではなくて、フランス書院に発表される前のオリジナルのオリジナル短編が39歳だったんですね。(笑)
ところがフランス書院のほうから「39では年増すぎる。読者受けしない。29にしよう」と言われ、39の熟した女体を思い浮かべながら書いた作品なんですが、泣く泣く29歳という設定にされてしまいました。
今回、復刻にあたり幻冬舎の編集者にその経緯を伝えたところ「私も読みながら、39歳ぐらいの熟女を思い浮かべてました。そういうことなら元に戻しましょう」と言ってくれて、めでたく、女社長は39歳に「成長?」したのです。
この頃はSM小説誌以外からの注文を受けるようになり、SMから離れた官能小説を求められ、本来はSM書きたいのにそれが書けなくて、四苦八苦悪戦苦闘していました。
それでもどこかにSMティストを入れてやろうと陰謀?をめぐらし、たいていどこかにSMシーンが入っています。
本当は近親相姦も歓迎されていなかったんですが、一見、ふつうの官能小説のように見えて最後で「おおッ」と驚かせる趣向にしてるのは、そういう編集部をだまくらかすための策謀だったのです。(笑)
このなかで思い出深い作品といえば『父娘ゲーム』でしょうか。娘の恋人である少年にこてんぱんにのされる情けないオヤジの哀愁を味わってください。(笑)
ちなみに幻冬舎で刊行されている館淳一シリーズでは、これが14冊めにして初めての短編集ということになります。
いつも表紙を描いてくださる石井のりえさんのイラスト、今回は珍しく背面ヌードですね。しかもセクシーなパンティ。このイラストにドキドキされた人がけっこういるようです。(^_^)

《初出情報》

『女社長・三十九歳』……書き下ろし
『父娘ゲーム』……『小説CLUB』1987年8月臨時増刊号
『ろりこんゲーム』……『小説春秋』1987年6月号(「淫らなララバイ」改題)
『姉弟ゲーム』……『小説春秋』1987年8月号
『相姦の海』……『小説CLUB』1987年11月臨時増刊号

《書誌情報》

本書は玄冬舎より幻冬舎アウトロー文庫の一冊(0-44-14)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。





ISBN978-4-344-41592-8
2010年12月10日=第一刷発行
発行=幻冬舎
定価=571円+税

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