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カバーイラスト 石井のりえ
カバーデザイン ヤマシタツトム


夜のオフィス

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《読者からの解説&感想》

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《作者より》

東京スポーツ新聞、2010年1月初頭から4月初旬まで75回にわたって連載された『サラリーマンあげまん伝説』を一冊にまとめたものです。
東京スポーツはいろいろなコラム、エッセイ『いろ艶筆』を連載して、長いつきあいのある新聞社ですが、小説連載はたぶんこれが初めてです。
読者の主な層は三十代四十代のサラリーマン層で、通勤電車のなかで読むのがメインでしょうから難しい内容のものは避けられます。
「肩がこらない、軽く読み流せるエンターティンメントを。……あの、あまりハードなのは避けていただいて」
「あまりハードな」というのは「SM」や「近親相姦」を意味します。最近はこういうご注文が多い。
ご要望に応じて肩の力はなるべく抜いて書いたんですが、つい力が入った部分はやはりあります。ゴールデン街の妖しいママ、魔子との交情あたりですね。
主人公はブルゴン商事のパッとしない営業マン、田中英太、27歳。 ある日、突然会社のエレベーターの中で失神したのを介抱してくれた謎の中国美女が李明琴(リ・メイチン)。 特殊な能力で、彼の失せた「気」を補充してくれました。そのおかげで社内のOLやら「あげまん」で有名な上司の美夫人、そして清純な処女OLまでが彼の欲望のお相手となってゆきます……。
というふうに、まあ、男の夢をかなえる妄想100パーセント満開のエロチックファンタジーですね。
通勤の行き帰り、出張のお供に、仕事の合間の時間つぶしには向いていると思います。館淳一作品としてはウィスキーのソーダ割りという軽やかな感じですが、パチパチと弾ける泡のように刺激的な描写が心地よい、上質のエンターティンメントとして仕上がっています。
どうぞお楽しみながら「あげまん」とは何かを考えてください。(笑)

《初出情報》

夕刊紙『東京スポーツ』2010年1月4日付〜4月5日付まで75回連載された『サラリーマンあげまん伝説』を加筆訂正した。

《書誌情報》

本書は連載作品をまとめた長篇です。
二見書房より二見文庫シリーズ(た1-9)として文庫判型で刊行されました。
他の媒体では発表されていません。





ISBN978-4-576-10074-6
2010年6月25日初版発行
発行=二見書房
定価=600円+税

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