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カバーデザイン 宗利淳一


淫らなお仕置きをいかが?

館淳一傑作短編集2

154

《収録作品》

「白衣の女教師」
「真夏の夜の下着」
「セクハラ・カンパニー」
「鞭、セーラー服、そして少年」
「ミッドナイト・ブルー」
「神よ、わが閨房(ねや)を覗くな」
「春愁エロティカ」
「館ワールドに魅せられて」 黒木仙伍氏
「解説」 猿楽一氏

《読者からの解説と感想》

待受け中

《作者より》

この傑作短編集シリーズ(全3巻)が生まれるきっかけになったのは、1巻と重複しますが、次のような経緯によります。
2007年夏のこと、館淳一オフィシャルホームページの掲示板「Lounge-Abnormal」で「読者の選ぶ短編集」という投稿がなされました。(発言番号No.6564)
そもそもは、その夏開催されたサンケイスポーツ主催の『サンスポ性ノンフィクション書き方講座』という四回にわたる公開講座でした。
2005年から夏休み時期に開催されたこの講座には著名官能作家や評論家が講師をつとめるのですが、そのあとは近くのファミリーレストランで「補講」と称して講師や列席した作家を囲んで参加者が呑みながらいろいろ論議を交わす二次会が恒例になっていました。
その飲み会の席上、「Lounge-Abnormal」で活発に発言されていた黒木仙伍氏が双葉社の編集者Kさんと懇談しているうちに飛びだしたのが「読者が選ぶ傑作短編集を作れないか」という話題でした。
その時はまだ単なる個人アンソロジーについてのアイデアでしかなかったのですが、前記のように黒木さんが「Lounge-Abnormal」で「みんなでベスト短編を選ぼう」と提案したところ、多くの愛読者のかたが賛同して、その人なりのベスト短編を選んで応募してくださったのでした。
その数は百本近くになったんじゃないでしょうか。もう収拾がつきません。(笑)
それでも複数票を獲得したものなどから絞りこむと50本ぐらいになりました。 双葉社では官能小説評論家の猿楽一氏に選者となっていただき、その50本のなかからベストとして一冊ぶんの数作品を選んでいただくことにしました。
ところがなんと、選ばれた短編を原典から探しだして抽出する作業が大変で(作者の手元にないものもあったりして)、さらに膨大な量のコピーをとるという作業もあり、時間がどんどん経過してゆきました。
結局、年を越してさらに夏を越し、秋になったころにようやく選出作業が本格化し、企画がスタートしてから一年半後、めでたくこういう形で結実しました。
候補作品を挙げていただいた読者の皆さまには深く感謝いたします。
なお当初は一冊だったのですが、落とすには惜しい作品が多いということで全3冊にしようということになり、『欲望百貨店へようこそ』が第一巻ということになりました。

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第一巻が出ても、あまり売れなくては「第二巻以降はやめよう」ということになるやもしれず、ちょっとハラハラしていたのですが、皆様のお買い上げご協力のせいで(しょうね)めでたく第二巻の刊行につながりました。ありがとうございます。

収録作品について第一巻と同じく個々の解説は選者である猿楽一さんが書いてくださいまして、作者個人については、ネット上とリアル面で長いおつきあいのある読者、そしてホームページの作品リストに珠玉の「解説と感想」を幾多も書いてくださっている、「詩織」こと八本正幸さんが『館ワールドに魅せられて』というエッセイ風の文章を添えていただきました。前回同様、ある意味、作品よりもこちらのほうが価値があるんじゃないか、という気がしないでもありません。
これらの作品をすべてすでに読まれたかたも多いと思われますが、これを機に読み直してくださることでシリーズ完結へ剥けてご協力くださればありがたいことです。

《初出情報》

「白衣の女教師」……小説CLUBロマン2001年1月号
「真夏の夜の下着」……特選小説1997年9月号
「セクハラ・カンパニー」……小説NON1992年5月号
「鞭、セーラー服、そして少年」……短編アンソロジー『コスチュームの獲物たち』(竹書房文庫)1999年3月に書き下ろし。
「ミッドナイト・ブルー」……別冊SMファン1976年4月号。原題は『餓狼たちの夜』、短編集『剥かれる』に収録。
「神よわが閨房を覗くな」……小説CLUB1998年2月増刊号。
「春愁エロティカ」……小説CLUB1995年4月号

《書誌情報》

本書は双葉社より双葉文庫の一冊(た25-05)として文庫判型で刊行された。
短編集としてのデジタルテキストは発売されていない。





ISBN978-4-575-51276-2
2009年4月29日=第一刷発行
発行=双葉社
定価=590円+税

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