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カバーデザイン 松田行正
《作者より》『セクレタリ 愛人』から始まった、幻冬舎アウトロー文庫からの“館淳一傑作選”(ひそかにそう称している)も、もう第八弾になりました。このシリーズは基本的に復刻作品です(例外は『目かくしがほどかれる夜』)。 この『蜜と罰』も、かつてフランス書院文庫で刊行された書き下ろし長編『悪魔の羞恥刑』(リストNo.107)の改訂復刻版です。 詳しい内容はそちらを参照してください。 したがって、以前、これをお読みになったかたはご注意ください。加筆、訂正は行なわれていますが基本的には同一内容です。 それでも「手元にないし、どんなんだったか忘れてしまった」という方はお買い求めのうえ、面白さを再確認してください。館淳一、脂ののりきった時期の快調耽美きわまりない作品です。何度読んでも面白い。(笑) いや、石井のりえさんの手による、妖しくも美しい表紙カバーのイラストを楽しむだけでも、買う価値はあるかと思います。(笑)
《初出情報》本書は1993年11月、フランス書院文庫より『悪魔の羞恥刑』のタイトルで刊行された。
《書誌情報》本書は幻冬舎より幻冬舎アウトロー文庫の一冊(O-44-8)として文庫判型で刊行された。デジタルテキストは発売されていない。
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