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カバーイラスト 佐藤与志朗


美人教師と弟

魔の女肉洗脳

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臀部や腿を中心に、前から、次に後ろから鞭打たれる女体は
宙でビンビン跳ねる。
ギシギシと軋む即席の櫓。
ぶるんぶるんと震える白い脂肉から汗が飛び散る…。
奈津子がまいってくると、全裸の少年は鞭を止め、
膝をついて彼女の逆さになった顔面に向かって腰を突き出す。
夢中になってペニスにしゃぶりつく熟女人妻。
亜門の手は無毛の股間を弄る。
ひとしきり奉仕させてから、少年は立ち上がり、再び鞭をふるう。
今度は前からだ。
太股、股間、腹部、そして縄でくびられた乳房まで赤い鞭跡が覆ってゆく。
「ぎぇー…!」
とうとう奈津子は白目を剥き、小便をちびって失神した。

《読者からの解説&感想》その1

 この作品は、タイトルの美人教師と弟、以外の登場人物も全てが主人公と言ってもいいくらい、それぞれのキャラクターがとても印象的で、それぞれのつながりが面白かったです。
 美人教師と女生徒のレズシーンや、女生徒と男性教師のSM浣腸プレー、その男子教師の妻と男子生徒のSMプレーなど、盛りだくさん!(笑)
 超能力少年などが登場して、何だか新鮮で 現代サスペンスドラマを見ているようで面白かったです。
 でもこの 超能力少年の精力絶倫さには驚きました・・・ 羨ましい・・・私も 一晩中してみたい(^^;)

                          メグ(MLメンバー)

   

《読者からの解説&感想》その2

 風間喜代志の姉・比呂子が高校教師となって弟の通う城星大付属高校に赴任した。それは、かつて姉の下着でオナニーをした経験のある喜代志にとっては、けっこう複雑な心境の事態だった。
 同じ頃、城星高校に松阿見亜門という不思議な少年が転校して来た。野球部強化のために推薦入学して来た亜門は、超人的なプレイで野球部の面々を圧倒したばかりでなく、学業でも上々の成績を挙げ、その優秀さを周囲に印象づけた。
 しかし、亜門の眼の光に不審なものを感じた比呂子は、新聞部員である喜代志に、亜門の身辺を探るように依頼した。
 比呂子は一方で自らのレズビアンとしての欲望を満たすために、チアリーダー部の水野菜穂に眼をつけた。
 菜穂が浣腸マニアであることを見抜いた比呂子は、彼女を自室に招き、便秘の相談と偽って、互いに浣腸をしあって、恥ずかしい姿を見せあい、レズ・パートナーとなることを承諾させた。
 だが、菜穂が野球部の監督で亜門の黒幕である柿沼(通称「ゲジ沼」)のマゾ奴隷であることを比呂子は知らない。
 菜穂から比呂子たちの情報をキャッチした柿沼は、巧妙で淫らな罠を姉弟に仕掛けた。
 それは……。

「はは、驚いたか。病院というところはな、その気になればどんなことでも出来る。
ここは牢獄で患者は囚人だ。こういうふうに拷問道具も整っている。ロープもあるし滑車もある。電気ショックもあれば拘束服もある。マウスピースの猿ぐつわに浣腸の道具も一式……。ははは、SMプレイは何でも出来るぞ。その気になれば屍姦プレイだってできる。わはは」
                        (第十一章 快楽治療室)

 館作品の魅力は何か?
 と問われたなら、胸を張ってこう答えたい。
「何よりも小説として抜群に面白いこと!」と。
 もちろん官能小説は第一にエッチであることが優先されるジャンルであることは、百も承知の上で言っている。感じて、抜けることが最大の商品価値であることに異議をとなえる気持ちは毛頭ない。
 そういう意味でなら、館淳一ほどサービス精神の旺盛な作家も比類がないだろう。
 SMやレズはもとより、近親相姦や女装に至る様々なプレイが百貨店のように豪華に展開する。まさに官能小説のフルコースといった趣きがある。さらに素晴らしいのは、直接的なセックス描写よりも、そこに至る過程がたっぷりと描かれるので、読者の想像力を膨らませる効果は絶大である。
 強制的なレイプ・シーンがほとんどないことも、後味のよさにつながっている。もっとも、レイプものが好きな読者にとっては物足りないという声もあろうけれど……。
 それをふまえた上で、やはり小説としての面白さが、館作品の魅力だと言いたい。
 ストーリーやシチュエーションのリアリティが、官能シーンの迫力を加速させ、ドラマ的感動と性的エクスタシーが同時に高まっていくゾクゾクする感覚は、やはり「館ワールド」最大の魅力だと思うからだ。
 だからこそ、何冊でも何度でも読みたくなる。
 本作では、美人教師の姉とその弟の甘く危険な関係を軸にしながら、少年と人妻のSMプレイ、教師の奴隷となった女生徒、女教師と女生徒のレズビアン・プレイなどがちりばめられ、舞台は学校から病院へと移り、禁断の近親相姦へと怒濤のように展開して行く。
 そこで物語のスパイスとなるのが、作者お得意のミステリ的手法なのだが、本作ではそれに加えてSFジュヴナイルの味わいもあり、そのテの作品で読書の歓びを知った読者には、最高の贈物となっている。
 こんな言い方をしたら失礼かも知れないけど、官能小説版『なぞの転校生』って感じ!

                                 詩織

《作者より》

リストNo.57を参照してください。

《書誌情報》

本書は、1993年7月にマドンナ社から刊行された、マドンナ文庫『姉と弟・女体洗脳責め』(リストNo.57参照)を復刻、タイトルと表紙カバーを換えたものである。
内容はほとんど変わらない(若干の校訂あり)。
本書のデジタルテキストは、「二見書房おもしろ本屋さん」でダウンロード購読できる。





ISBN4-576-00515-4
2000年2月10日=第一刷発行
発行所=マドンナ社
発売=二見書房
定価=495円+税

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