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カバーイラスト 妃 耶八


美人社長 肉虐の檻

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〜拘束愛撫、肛辱、フィスト凌姦
美貌の未亡人が悦虐地獄に堕ちて〜

「入ったぞ。ずぶりと串刺しだ。ほら」
「ああ、うれしい……。あう、感じる」
理恵のほうもようやく緊張から解放されて、
アヌスで男性を受け入れることができた歓びを表現するかのように、
脂汗で濡れた裸身を揺するようにくねらせ始めた。
理恵を絶頂させようと昇介は激しく動き始めた。
同時に片手を前に回して秘密の肉芽をいじり、
さらには濡れた秘裂に指を挿入して、
前後、二つの器官を同時に刺激するというテクニックも駆使してみた。
「ああう、わう、うわああ、うおおー!」
すさまじい声をはなって理恵の裸身はベッドの上で跳ね躍った。

《読者からの解説&感想》その1

ストーリーはとてもわかりやすかったです。
夫を亡くした未亡人妻が社長になり、生前の夫の愛人を部下に捜させるという物語。
手がかりがアノ時の声だけ・・・という設定も面白かったです。
最初に夫と愛人のテレフォンSEXを盗聴したテープの再生シーンがあるのですが、私はその時点でどんな愛人だったのかは大体予測できました。
でも最後に思わぬ仕掛けがあってこれにはビックリ(笑)
どんな仕掛けかは読んでからのお楽しみです。
この美人社長 不感症だったのですが、最後に探し出した愛人の手によって調教され、フィストファックまでするようになって、それがちょっと驚きでした。

 メグ(MLメンバー)

《読者からの解説&感想》その2

 ブルゴン商事に勤める大坊昇介は、総務課のOL美佳と勤務中に文庫倉庫でセック スしていたのを、美貌の女社長・瀬能貴梨子に発見されてしまった。
 折りしも社内ではリストラの嵐が吹き荒れている。
 絶体絶命のピンチに立たされた昇介に、女社長は奇妙な条件を出した。
 急死した先代社長(貴梨子の夫)が死ぬ間際に、テレフォン・セックスをしていた 浮気相手を探し出せというのだ。
 手がかりは、盗聴テープに残された特徴的なよがり声だけ……。
「一週間以内に答を出しなさい。期間内にできなければ、その時は覚悟することね」
 女社長の至上命令に、昇介はサラリーマン生命をかけて挑んで行く。
 最初のターゲットは脚に性感帯のある二十二歳の歯科衛生士。
 二人めはアナルセックスが好きな二十六歳の女ソムリエ。
 通称「放し飼いのケダモノ」の昇介は、二人とのセックスを楽しみつつ、そのよが り声に耳を傾けたが、二人とも浮気相手ではないことが判明した。
 では、あの声の主は誰?
 先代社長の行動範囲を洗い直すうちに、意外な人物が浮かび上がった。
 その人物とは……?

 サラリーマン小説が面白いのは、典型的なピラミッド構造の階級社会を舞台にして いるからに違いない。
 普段はうだつの上がらない平社員が、あることをきっかけにピラミッド構造を粉砕 していく姿に爽快感があるからだ。
 本書は先行する長篇『オフィス狩り 淫虐の性獣契約』の姉妹篇(っていうか、主 人公は男なので兄弟篇?)であり、舞台となる会社も同じブルゴン商事。
 ちなみに、ブルゴン商事は短篇「ふっくらブラジャー愛のあと」(『禁断VOL. 3』収録)にも登場する。
 どうやらこの会社、好色な男子社員と淫乱なOLの宝庫であるらしい。
 前作『オフィス狩り 淫虐の性獣契約』の方は、残り香をたよりに謎の人物を追跡 する仕掛けだったが、本作では声がその手がかりとなり、ミステリ仕立ての凝った趣 向が堪能出来る。
 もちろん、トリックもある。
 あ、それ以上は言えない!
 そして物語は後半、華麗で刺激的なSM調教へと突入して行く。
 さらに珍しいことに、この作品では登場人物の一人が、歌を歌う場面が披露され る。作者の音楽的嗜好を窺わせる、興味深いシーンである。

「うぐー……!」  衝撃を受け、跳ね躍り、のけぞる裸身。苦悶する顔から呻き声が発せられる。腕に かえってくる、痺れるほどの手ごたえ。
(なんという気持ちよさ……!)
 一発で胸のつかえがとれた。太鼓をバチで叩いたような快感。
(よし、やってやる)
 彼はまた鞭をふるった。さらにまた……。
 気がついた時は、回数を忘れていた。全身は汗みずくだ。
「何発打ったっけ」
 ローラが笑いながら答えた。
「三十四発」

(第十一章 女帝の鞭打ち肉刑)

 でね、ラストの一行に、妙にジンと来てしまう。
 そう、やっぱりそうでなくっちゃ、ね!

 詩織(MLメンバー)

《作者より》

1999年8月ひと月間、スポーツ報知新聞に連載された『セクシーボイスを追え』 (31回)を核にした長編です。
まあ、かなり手を入れましたから、あれを読まれたかたも、買って損はないかと。(^_^;)

若いサラリーマンが美人社長に弱みを握られ、個人的に探偵役としてこき使われるのが前半ですが、後半、立場が逆転します。
ちょっとネタばらしになるので、どういう人物が登場するのか、それも説明できません。ここで書けば、それだけで分かってしまう(^_^;)。
やや軽いノリの、ミステリー風味の味わいをお愉しみください。

《初出情報》

スポーツ報知新聞1999年8月1日〜31日まで『セクシーボイスを追え』という題で連載された。

掲載紙面。イラストは藤井裕二氏。

《書誌情報》

本書はマドンナ社のマドンナメイト文庫シリーズの一冊として(た1-26)文庫判型で刊行された。
他の媒体での発表はされていない。





ISBN4-576-99180-9
1999年11月10日=第一刷発行
発行=マドンナ社
発売=二見書房
定価本体495円+税

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