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カバーイラスト 石川五郎


相姦 姉の濡れ下着

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《収録作品》

『濡れた蘭は死の匂い』
『凶獣は闇を撃つ』
『えり子・犯されたい』
『謝肉祭の夜』
『禁断の海に溺れ』

苦痛・羞恥・屈辱……
弟の淫虐の鞭打を受け
初めて潤った柔襞は
禁姦の肉柱を飲み込む!

「脚を広げて」
「ああ、敬さん。見えちゃう…」
夕子にとっては耐え難い羞恥のポーズだ。
ベッドの傍に脚を広げて立たされ、
上半身を前に倒してベッドの上に両手をつくと、
くりくりとした双つの白丘は天を向いて持ち上げられ、
女性のもっとも秘められた地帯は
真後ろからの視線を防ぐ手だてもなしに開陳される。
まばらな疎林に囲まれた秘唇のたたずまいは鮮烈だった。
初めて見る姉のシークレットゾーンの光景に、
桂は息を呑んだ。
ほとんど性交経験のない秘唇の花弁色素はピンク色で、
それに淡いセピア、サンゴ色、トキ色、ローズレッドが散る
清楚このうえもない眺めだ。

《読者からの解説&感想》

『相姦・姉の濡れ下着』は、初期のバイオレンス系作品集です。
 今回は短編集『姦られる』収録の2作品を選んで感想を書きます。

【濡れた蘭は死の匂い】
「三つ子の魂百までも・・」
 こういう諺があてはまる作品です。
 姉は5歳の時のお仕置きのトラウマで性不感症になってしまうの。
 そして、姉は浮気をする夫を殺害してしまう。話が二転三転するの。
 殺害方法とは? 浮気相手に仕組んだトリックとは?
 ぜひ、館ワールドの面白さを実感して下さいね。

【禁断の海に溺れ】
 女流画家の一枚の絵「禁断の海」にまつわるお話です。
 画家が自分に手錠を後ろ手にして自縛します。そして、弟の絵にディルドを接着し た絵に腰を埋めて「犯して・・」と言いながらオナニーをするシーンがあります。

 チコは、その情景を想像したら身動きも出来なくなってしまいました。
 チコは自縛の経験があるので、チコもしてみたいって思ったのです。
 自縛ファンのみなさん、ご参考になさってはいかがでしょうか?
 【禁断の海に溺れ】は、館淳一の短編小説の傑作中の傑作の作品だと思います。
  ドクトル・チコ(MLメンバー)

《作者より》

初期短編集『姦られる』『淫れる』『剥かれる』の中から二本づつをチョイスしたベストセレクション短編集です。すでに読まれているかたは、タイトルに惑わされて買ってしまわないように。(^_^;)

未読のかたは、のちの館淳一作品の「素」がぎっしり詰まっているものですから、これを見逃してはいけません。短編集は絶版にされていますから、実に貴重な本です。(^_^)

単純に、出版社が出版したぼくの名のついた本を数えてゆくと、これが100冊めになると思います。
数として100冊という本をこの世に送りだせたんですね……。
 最初の一冊(短編集『姦られる』新書版=二見書房サラブックス)を出したのが昭和56年、1981年の秋です。その時はまさか、これだけの数が出版されるなど考えたこともありませんでした。少しばかり感慨がないといえば嘘になります。
 ここまで続いたのも、愛読者にめぐまれたからです。あらためて皆さんのご愛顧に感謝します。これからもご愛読のほどを。m(__)m<

 1999年7月                      館 淳一

《初出情報》

『濡れた蘭は死の匂い』……短編集『姦られる』収録
『凶獣は闇を撃つ』……〃『淫れる』収録
『えり子・犯されたい』……〃『淫れる』収録
『呪縛の構図』……〃『剥かれる』収録
『謝肉祭の夜』……〃『剥かれる』収録
『禁断の海に溺れ』……〃『姦られる』収録

《書誌情報》

本書はマドンナ社のマドンナメイト文庫シリーズの一冊として(た1-27)文庫判型にて刊行された。
「ベストセレクション」と銘打たれたのは、収録短編すべてが『姦られる』(参照リストNo.1)『淫れる』(No.2)『剥かれる』(No.3)の三冊から選ばれた。
収録作品の多くは、このホームページのダウンロードページから閲読出来る。





SBN4-576-99094-2
1999年7月25日=第一刷発行
発行=マドンナ社
発売=株式会社二見書房
定価本体600円+税

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