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カバーイラスト 西村春海
カバーデザイン 吉原夢良 


母と熟女と少年と

魔肛の倒錯ネット

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黒い下着を脱ぎ白い双臀を差し出す…肛姦は「母」を「妻」を牝奴隷に変える!

黒いパンティは今や腿の上のほうまで引きおろされ、
双臀は完全にその全容を表わした。
なめらかで艶やかな白さをもつ、
つきたての餅という形容がぴったりの、
ふくよかさと強靱さと、
たくましさと包容力をあわせもつ二つの肉球、
真下から見あげる男の目には
肉丘を縦に走る深い亀裂の底にある、
排泄用の小穴まではっきりと映っている。
会陰の反対側は濃密な繁茂に覆われた秘丘と
その下に位置するもう一つの唇器官があり、
そこから白い液が溢出して、股間の両内腿を濡らしている。
夫の上司の顔面に人妻がここまで晒して、
肛姦を待っているのだ。


《読者からの解説と感想》

 一児の母である蓉子は「尻奴隷七号」と呼ばれ、夫の上司である亀井田に調教され ていた。
「おまえの前の部分は亭主の占有すべき部分だから、おれは犯さない。だからこれは 不倫ではない。おまえの亭主が楽しまない部分で楽しませてもらうだけだからな」
 亀井田の調教を受けつづけるうちに、すっかりアヌスの快感の虜になってしまった 蓉子だった。
 一方、蓉子の息子・公彦は、隣家の元看護婦・美都子に強い関心を示していた。  ひとり暮らしの美貌の元看護婦宅の庭には、窓のない奇妙なプレハブ小屋が建てら れている。そしてそこに、しばしば女性の客が訪れる。
 母親が留守の夜、隣家のプレハブの換気扇の隙間から謎の部屋の中を覗くことに成 功した公彦は、そこに展開されたすさまじい光景を目撃して、はじめての射精を経験 する。
 秘密の部屋の中では、塾女が美都子に尻を犯され、狂おしいレズ・プレイに耽って いた・・・。
《HAPPY ENEMA CLUB》
 インターネットのホームページで希望者を募り、アヌス拡張訓練やアナルセックス 指導をする「ミツコの診察室」こそ、謎の部屋の正体だった。
 翌日、隣家の元看護婦から「息子さんに庭の芝を刈ってほしい」という申し出を受 けた蓉子は、何の疑問も持たずに息子を美都子のもとへ送り出す。
 窃視がバレていることを知らない公彦は、ドキドキしながら隣家を訪れた。そこには、美貌の元看護婦の巧妙な罠が仕掛けられているとも知らずに・・・。
 そしてその罠は、蓉子をも奈落の底に突き落とすものだった。

           

 作者お得意の母子ものの一篇。
 今回はお尻と排泄にこだわった一大排泄叙情詩といった風情がある。
 いわゆるスカトロ趣味のない人にも楽しめるように、描写には神経がそそがれ、ま るで神聖な儀式のように排泄行為が繰り広げられる。
 また、館ワールドでは御馴染みの、ユニークな建築物が登場するのも楽しい。元看護婦である美津子の秘密の診察室だ。
 四方の壁が鏡張りで、その中央に獲物を固定する診療台を置き、あられもない姿が 万華鏡のように反射するという仕掛けは、読んでいて眩暈がしてしまいそうだ。
 さらに、少年の窃視を、ビデオ映像で発見する場面は、ブライアン・デ・パルマ監 督の映画を観ているようで、ゾクゾクさせられる。
 もうひとつ、本作では作者によるユニークなオナニー論が展開されるのも興味深 い。
「オナニーに対して罪悪感を抱くな、抱く必要はない−−と説くものがいたら、彼は 人間の心を知らない馬鹿ものだ」と館淳一は言う。何故なら。オナニーを実行する時 にともなう妄想は、常識と良心の枠を逸脱して「現実世界では受けいれがたい行為へ と誘う」ものであり、そこで彼は倒錯と背徳の限りを尽くすものだからだ。そしてそ れは「ベトナムからの帰還兵が虐殺の記憶、無為な殺人の記憶を抱いて苦悩するのと 変わらない」と。
「もしオナニーに対して罪悪感を抱くなと説くのなら、説くものは少年たちから妄想する力をまず奪わねばならないだろう」
 登場人物のモノローグではなく、作者自身の地声が聴こえる、珍しい場面である。

「男のぼくが、どうして看護婦さんになれるんですか?」                              (第十一章 狂った初体験)

 正直に言うとね、あたし、スカトロ系はあんまり得意じゃないんです。
 おしっこはともかく、○○○はちょっと・・・ね。
 でもね、この作品を読んでいると、全然そんなことが気にならなくなっている自分に気がつくの。
 描写がとても美しくって、現実の「そのもの」のことを忘れさせるほど・・・。
 これこそが文章の力、小説の力だって思うんです。
 あとね、この小説は看護婦さんが出て来るから好き!
 詩織は、もし生まれ変わることが出来たら、きっと看護婦さんになります!

 詩織(MLメンバー)

《作者から》

サブタイトルどおり「母と熟女と少年と」の物語です。
もう一人、いやらしい中年男も出ますが。(^_^;)

ネタばらしになるけれど、美少年を看護婦にしてしまいたい――という思いが作品を書く前にありました。少年がどうしたら白衣の看護婦になれるか。それを考えているうちに出来たのがこの物語です。

美少年がどのように看護婦にされ、患者の「治療」にあたるのか、その過程を 楽しんでください。もちろん、母親も患者になるのです。

《書誌情報》

本書はフランス書院よりフランス書院文庫シリーズの一冊(通算No.835)として刊行された。
デジタルテキストはフランス書院ダウンロードサイトから購読できる。




SBN4-8296-0835-8
1998年8月10日=第一刷発行
発行=フランス書院
定価本体486円+税


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