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カバーイラスト 石川吾郎


代理母(レンタル・ママ)童貞実験記

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《読者からの解説&感想》

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《作者より》

この作品は『週刊プレイボーイ』誌に連載されたものです。
母親を知らずに育った少年が性に目覚めてゆく過程を描いた、コミカルでロマンチックな、館淳一作品としては異色な純愛小説に仕上がっています。たぶんに男性週刊誌の若い読者層を意識したせいでしょう。
主人公は巨額の遺産を残して死んだ国際的にも有名な画家のひとり息子、西徳寺優。15歳の童貞少年だ。
入院した時に面倒をみてくれた看護婦、水島まり子に「ぼくのお母さんになって」と懇願され、お金で雇われる「レンタル・ママ」の契約を結ぶ。
どうしてそういうことになったかというと、この優少年、変人の父親のもとで世間から隔離されて育てられたので、まったく世間を知らない。もちろんセックスのことも。ただただ幼子のころに亡くなった母親のイメージを巨乳女性にダブらせているうち、Fカップをもつ看護婦まり子に魅せられた――というわけだ。
「レンタル・ママ」の義務はただ一つ。一緒のベッドでおっぱいを触らせ吸わせること。
そんなわけで、巨乳と性欲をもてあます若いナースと、セックスのことは何にも知らない童貞少年が一緒のベッドで夜を過ごす生活が始まった。
形式的にせよ「母と息子」であるから、セックスは禁止事項。
もちろん、性欲がついてきた優少年がそんなことを守れるものではない。
最初の夜、乳房に吸い付いたとたん、「痛い!」と叫ぶ。
なぜ、どこが痛いのか、まり子は驚くが、看護婦だけにその原因はすぐに分かった。
そう、男の子のあの器官。誰もが覚えがあると思う性欲に目覚めた頃の少年の肉体的な苦痛を、若いナースが優しく癒し、甘美な快楽を教えてやる――。
どうしてどこのテレビ局もこれをテレビドラマにしないのか、作者は不思議でならない。
明るくさわやか、ロマンティックでエロティックで、しかも涙なしには読めない純愛小説なのだ!

《書誌情報》

本書は「週刊プレイボーイ」誌に1995年9月5日号〜12月19日号まで連載されたものをまとめたものです。 マドンナ社よりマドンナメイト文庫シリーズ(た1-19)として文庫判型で刊行されました。
デジタルテキストは二見書房おとなの本屋さんで購入できます。





ISBN4-576-95212-9
1996年1月25日初版発行
発行所=マドンナ社
発売=二見書房
定価=500円(本体485円)

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