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カバーイラスト 松永けんじ


母娘 蜜くらべ

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《収録作品》

「母娘蜜くらべ」
「扉の奥に潜む淫獣たち」
「セーラー服 犯さないで!」
「レイプ日記 危い遊びは癖になる」

《読者からの解説&感想》

  【さわり】

「お仕置き? お仕置きってどうするの?」
「こうしてやるのさ。」
 首根っこを左手で押さえておいて右手をふりかざし、まるいゴムまりを思わせる臀丘に打ち下ろした。
 パーン!
 小気味よい音がして、
「あうっ!」
 夕貴の裸身が慎吾の膝の上で踊った。真っ白い肌にサッと赤い打痕が走った。
「ひどい、痛い、痛いよ」
「当たり前だ。これはお仕置きだもの」
 パンパンパン!
 三連発を食らわせる。
「あーっ、うーん!ひどいよう、おじさんっ!」
 泣き声をあげ、少女にしては豊かなヒップをゆすりたてるが、逃げようとしない。その気になれば逃げられないことはないのだ。
(やっぱり、マゾっ気が強い)
 ゆっくりとしたリズムで、何度も臀部を平手で打ち据えた。

               「母娘蜜くらべ」より

  【感想】

「母娘蜜くらべ」
 徐々にエスカレートする少女の好奇心、そして、ステップアップしていく慎吾と夕貴の妖しい関係、実にワクワクします。
 実は夕貴は大財閥のお嬢様なのですが、いわゆる「清楚で可憐」な、いかにもなお嬢様ではなく、ニキビに悩む普通の中学生として登場します。
 10年前の作品ですが、今読んでも「今時の若い娘はこうかもしれないな」と思えるから楽しいですね。
 少女と離婚歴のある男性の蜜戯の場所としていろいろな舞台が用意されてますし、「キツネ顔」と「タヌキ顔」という表現が暗喩になってたりして、読者を飽きさせない様々な工夫がされています。
 是非一読をお勧めします。

「扉の奥に潜む淫獣たち」
 部長の別荘を借りて休暇を楽しむ辰雄と康子、辰雄は仕事の疲れを癒し、無事に性欲も取り戻すことができました、チャンチャン。
・・・で、館さんの作品が終わる訳がないですよね、失礼しました。
 別荘で開放的にセックスを楽しむようになった辰雄と康子ですが、それは二人の新たな性生活の始まりになったのです。そしてそれは文字通り「扉」を開けたからなのですが、一体二人が開けた扉は何の扉だったのか、そしてその奥には何があるのか、決して読者の期待を裏切らない展開が待っています。
 最後に一言だけ、扉はひとつとは限りませんよ。

  堂玄(MLメンバー)

《初出情報》

『母娘蜜くらべ』…………『小説NON』1991年4月号
             (『母娘くらべ』改題)
『欲望への暗い扉』…………『月刊小説』1991年8月号
              (『欲望への暗い扉』改題)
『セーラー服 犯さないで!』………『月刊小説』1991年5月号
                  (『制服買います』改題)
『レイプ日記 危い遊びは癖になる』……『小説CLUB』1991年7月号
                   (『危い遊びはクセになる』改題)

《書誌情報》

本書はマドンナ社よりマドンナメイト文庫シリーズ(た1-12)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは二見書房おとなの本屋さんでダウンロード購読できる。





ISBN4-576-91102-3
1991年9月25日=初版第一刷発行
発行=マドンナ社
発売=二見書房
定価=480円(税込)

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