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カバーイラスト 新井田孝
カバーデザイン 吉原夢良
 


美人社長・二十九歳

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秘毛の草むらを愛撫するようにかきわけていくと、
充血してぼってりと脹らんだ大陰唇に囲まれた、
秘花の中心部が現れた。
朱いクリトリス、鮮紅色の花びら・・・
長く男の目にさらされることのなかった、
女社長の美しい肉の裂け目が花蜜に濡れ光っている。
「もう、お願い。やめて頂戴!」
女体の中心をギラギラした視線で犯され、
さらにごつい指で嬲られることに堪え難い羞恥を感じるのか、
美香は何度も瀕死の魚が跳ねるようにもがき悶え、 内腿を擦り合わせようとする。
そのたびに蜜が流れ、熟しきった女の肉香が
あたりにふりまかれていく・・・。

《収録作品》

「美人社長・二十九歳」
 セールスマン幸平がひょんなことから、取引先の美香社長と律子の妖しい関係にまきこまれて……。
「父娘ゲーム」
娘の無軌道な行動に、父親はついに怒りが爆発!娘のボーイフレンドに闘いを挑む。
「ろりこんゲーム」
 五月病に悩む大学生、広介の目の前に現れた10歳の無垢な少女。天使とのHな遊びはやがて……。
「姉弟ゲーム」
 洋太郎は、愛人で女子大生の亮子に弟との相姦を見せてくれるように頼んだ。うまくいったように思えたが。
「相姦の海」
 廃船でSMプレイに興じる直人と笙子。二人のプレイはトオルとユカリの小学生兄妹をまきこ んで……。


《読者からの解説と感想》

 もしかすると、日常のすぐ隣には欲望とエロスが落ちていて、ふだんはそれに気づかないだけじゃないだろうか、そんなことを感じさせてくれる館作品のアラカルトです。

「美人社長・二十九歳」
 レズSMものは好きです。律子がピロートークで幸平に美香社長と律子のいきさつを話す場面もいいですね。
 幸平・律子の美香矯正作戦の場面はやはり迫力が伝わってきます。私にも、こんな幸運があったらな〜(笑)

「父娘ゲーム」
 生憎と娘を持つ父親の気持ちはわかりませんが、父親の闘う姿を見せることは必要なことかもしれませんね。
 そして闘うこととセックスすることは本能的な行動という意味で似ているような気がします。

「ろりこんゲーム」
 少女のHな仕草はその無邪気さとのギャップがいいんでしょうね。「ボッキーくん」と「タッチーちゃん」がほのぼのとしていい感じです。結末は決してほのぼの、ではないですけど……。

「姉弟ゲーム」
 物語の構成が好きです。作戦決行の日から始まって、洋太郎と亮子の出会い、そして亮子の寝物語と続き、クライマックスに戻る展開はのめりこみます。

「相姦の海」
 廃船という舞台がとてもいいですね。この著書の中で一番好きな作品です。廃船と縛られた裸女……、頭の中で2つのイメージを重ねたら妙にマッチするんですね、これが。
 さらに小学生の兄妹を交えて繰り広げられる女体勉強会のシーンは、これが廃船の中だと考えると、もう最高のシチュエーションです。
                            堂玄

《初出情報》

「美人社長・二十九歳」 (書き下ろし)
「父娘ゲーム」     (『小説CLUB』1987年8月臨時増刊号)
「ろりこんゲーム」   (『小説春秋』1987年6月号、
                     原題「淫らなララバイ」)
「姉弟ゲーム」     (『小説春秋』1987年8月号)
「相姦の海」      (『小説CLUB』1987年11月臨時増刊号)

《書誌情報》

本書はフランス書院よりフランス書院文庫シリーズ(通算ナンバー0170)として文庫判型で刊行された。
デジタルテキストは発売されていない。




ISBN4-8296-0170-1
1988年2月10日=第一刷発行
発行=フランス書院
定価=400円

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